イエローナイフは朝

それが人生

自分の声を聞くために来年は日記を付けようと思う

2018年のほぼ日手帳を買った。

来年の手帳のことがネットでポロポロと話題になってるのを見て、そういえば大分前にほぼ日手帳を買って全く埋めることが出来なくて、結局二ヶ月くらいで引き出しの奥で眠らせたことがあったなーなんてことをふと思い出した。

元々机にずっと向かうタイプでもないし、マメな性格とは程遠いし、日記なんてものが続いた試しがなかった。それでも大学生時代にほぼ日手帳のことをネットで知って、「こんなオシャレなものがあったなんて!毎日日記書きたい!使いこなしたい!」という気持ちを爆発させて買った結果、学生時代の私には生活が平坦すぎて何も書くことがなく、白紙のページが増えていくのを眺めて無理だな、と諦めた。

 

でも今年は久しぶりにまた買いたくなった。

出かける暇がなさそうなのでほぼ日ストアでさっさと注文を済ませてしまったので、手元にまだ届いていない。

今回頼んだのはこれ。

www.1101.com

前回もオリジナルにしたので、今回もオリジナルにした。

ロイヤルブルーも魅力的だったんだけど、中のクリーム色が汚れやすいかな、と思ってこちらを選択。

今は持ち歩くこともないだろうしきっと日記形式で使うと思うけど、カズンはさすがにでかすぎるしそこまで書くことはないと思ってやめた。

 

元々日記を続ける持久力もないのに買おうと思った大きな理由は、年齢を重ねるにつれて人生に向き合う時間が増えた、という点から。

学生時代は大学の合間にアルバイトをして、バイト代を全て同人誌即売会に費やし、友達と遊び、予定のない日は昼まで寝て家でダラダラする、と正に死ぬほど高い大学の学費を食い潰すだけの典型的大学生で、自由気ままなストレスフリーの生活をしていたために日記を必要としていなかった。

でも今は、母が亡くなって父と二人の生活になったり、駄目弊社のどうしようもない上司に振り回されたり、仕事上のストレスで白髪が急激に増えたり、それでも仕事は好きで毎日ささやかなやり甲斐を感じながらも転職をした方が良いのか考えたり、偶然出会って付き合った人がサイコパスで身も心も擦り減って胃痛持ちになったり、かと思ったら次に出会った人がバツイチ子持ちでメンヘラ気質だったり、もうとにかく色々ありすぎて人生のスピードについていけない。学生時代はサイクリングぐらいののんびりとした速度だったのに社会人になってから突然150キロは出てるんじゃないかっていう速度。驚きの連続。波しかない。正直休息が欲しい。

そんな速度で勝手に車輪が回るもんだから、とにかく自分がどういう状況に置かれてるかを客観的に判断する必要があって、そういう時に何か紙に書いて整理できたらな〜と以前から考えていた。ほぼ日手帳を買う前も、適当なノートに書き殴ってみたりしていて、文字で一つ一つ出来事を書き連ねていくと「こんな状況だったのか」と改めて驚くことも多い。頭の中で浮かんでる言葉は消えてしまうけど、文字に起こすと消えないから、いくつも羅列していくと「こんなに問題を抱えてるのか」「ならここはこう改善できるな」「これが複合されると危険だから逃げた方が良いな」といったように多面的に物事を見ることが出来る。

 

使えるようになるのは2018年の1月からだから、それまでに手帳をカスタマイズするのも楽しそうだなーとぼんやり考えてる。どうやらカバーの上に付けるクリアカバーが付いてくるらしいので、表紙には大好きなフランシスベーコンの絵でも挟もうか、それともルーヴル展で買ったポストカードを挟もうか、とか色々妄想してる。そうやって好きなものを挟むというのもアリだと分かったので、自分が手に取りたくなるような表紙にすれば続けたくなるかもしれないし、開きたくなる手帳にするのも楽しいかもしれない。

上手く使ってる人はInstagramにアップしたりしてるみたいだけど、きっと私はアップなんかとても出来ないような内容を書くんだろうし、日によってはぐっちゃぐちゃに書くかもしれないし、綺麗にまとめることもできないと思う。それでも良いし、後々になって見返して「この時の自分は辛かったけど、今はそこそこに幸せだぞ~」と言う自分がいることを信じて書いてみたい。

 

なんだかほぼ日手帳の販促みたいになってしまったけど、ただモノが実際良いので、使いこなしてみたいな~と思ってるだけの日記でした。